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三澤亮介ー現代写真家

現代写真家

三澤亮介/Ryosuke Misawa

1992年生まれ、福井県出身の現代写真家。

立教大学現代心理学部映像身体学科卒業後に、広告代理店を経て2018年に写真家デビュー。

作品においては、イメージ先行の写真により自身の心象風景を表出させる「写真メディアのパラドックス」をコンセプトにした現代アートとしての写真作品を制作している。

また、2020年にはFILAとのコラボレーションアーティストに選ばれ、今年1月に渋谷TSUTAYAで行われた個展では、新作の初号が全て完売するなど、今勢いを増す若手アーティストである。

<アーティストコメント>

本展示のメインの作品たちは、過去の作品やイメージと僕が生きている現在の技術をかけ合わせて新しいイメージを作り出すことを目的にした作品群であった。そして、その作品の主題とは別なところで、日々現地に作品を見に来てくださった方々から頂くメッセージが、本作ならびに本展示を完成させてくれたと終わった今ひしひしと感じている。

現代の時間軸の地点において、リアルタイムで僕の作品を見て何かを感じてくださった事は、これから先の未来の地点から振り返った時、新たな感情を引き起こす時計仕掛けの恒久的なコミニュケーションであるからだ。

そして、それこそが現代アートにおける重要な目的のひとつだと僕は考えている。先に述べたように、そう言った意味でも、見に来てくださった方々がいたおかげで作品が意味を持ち、展示が完成していったのだと思えた。

特に今回、いまも続く厳しい状況下でアートがどれだけのことを社会に還元できるのかを日々考えていた。今回の展示では、そんな状況に関わらず多くの方々が足を運んで下さり、日々僕にSNSでメッセージを下さったことで、僕はそれを通じて現代社会やアートのあり方について実体験を持って考えを先に進めることができた。

これは作家人生において大きな糧となった。

改めてこの場を借りて、東急プラザ銀座さま、企画施工に関わってくださった制作会社の方々、展示に来てくださった方々にお礼を申し上げたい。

僕はこれからも止まらずに制作活動続けていくし、アートで社会と世界と繋がることを諦めない。

展示期間

2021.5.21(fri)〜2021.7.22(thu)

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